チームニッポン
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党役員人事を含めた今回の顔ぶれを眺める限り、政府与党内の不満・不安解消を第一義とする消化試合ならぬ消化人事。

町村官房長官の留任も、麻生幹事長の登用も、自民党の存続しか眼中に無い、党内「重鎮」を自任する“モンスターペアレンツ”な面々の、総花的な助言に耳を傾け過ぎた弊害と言えよう。
首相のみならず麻生氏にも最早、モンスターペアレンツのお節介を跳ね返すだけの気力が希薄だったとは、野党への転落回避に汲々とする、後ろ向きな“守りの空気”で政府与党内が窒息状態である事を示している。


支持率と指導力の浮上を目指して回転ドアを動かしてはみたものの、これっぽっちも回転せぬ儘、逆に将棋倒しで奈落の底に転落していく、終わりの始まりではないか。


2008年8月1日 
新党日本代表 田中康夫

   

恐るべし、ヌエの「仕事師内閣」よ

 侮り難し、福田康夫改造内閣! 斯(か)くなる惹句を記すや、田中康夫も錯乱したか、と嘲弄する向きも居られましょう。
 この私とて組閣当日は、「政府与党内の不満・不安解消を第一義とする消化人事。町村官房長官の留任も、麻生幹事長の登用も、自民党の存続しか眼中に無い、党内『重鎮』を自任する“モンスターペアレンツ”な面々の、総花的な助言に耳を傾け過ぎた弊害」とコメントしていたのですから。
 が、翌2日朝に内閣&四役一覧表を改めて眺め、これは総花ならぬ「仕事師内閣」だと痛感しました。金科玉条の如くに「政権交代」を唱和する民主党の“有為性”は、退潮へと転じかねません。
人心を疲弊させた小泉・安倍「似非(えせ)構造改革」路線との決別を宣言し、動揺・離反しつつあった農山漁村、工場・商店の自民党支持層の再取り込みを図る布陣と政策。新聞各紙が否定的に論評する側面こそが、農家への戸別所得保障に象徴される「地方」対策に心血を注ぎ続けた民主党の心肝を寒からしめるのです。即ち、「違い」が見えなくなったのです。
 それは実は、消費税問題に関しても同様です。財務大臣の伊吹文明氏自ら、「2、3年或いは3、4年のレンジで考えるべき事柄」と“先送り”を宣言し、総選挙のみならず再来年の参議院選の争点からも「撤退」させたのです。確たる裏付け無しに消費税増税をマニフェストから「消去」していた民主党との「違い」は、この点に於いても見えなくなりました。
 加えて、保利耕輔、野田聖子両氏の登用は民主党に加えて国民新党、更には平沼赳夫氏との「違い」も見えなくさせています。「地方」対策は万全なのです。
 小泉・安倍人脈に連なる面々への冷遇こそ「後戻り」の証左、と彼らの治世に250兆円以上も財政赤字が増大した客観的事実すら未だ把握せぬ「改革」信者は口角泡を飛ばすやも知れませんが、呵々(かか)、見方が甘い。
 利権が集中する政権政党・自民党から離脱する筈(はず)も無い小泉・小池両氏には、両党の争点曖昧(あいまい)化に伴って「政権交代」の可能性も減少し、再び動揺し始める寄り合い所帯の民主党に巣くう「純粋真っ直ぐクン」な若手諸氏の分裂を誘発させるオルガナイザーとしてのミッションを、福田改造内閣は与えていると睨(にら)むべきです。う〜む、恐るべし自由民主党なるヌエの存在よ。


田中康夫「奇っ怪ニッポン」恐るべし、ヌエの「仕事師内閣」よ
(日刊ゲンダイ2008/8/7)


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あなどれないぞ!福田改造内閣
脱増税、脱既得権益


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