チームニッポン
新たな日本再生へ

 2007年1月〜12月 
                              >>タイトルをクリックすると記事がご覧いただけます。


 
 >>>2008年  

 2007.12.27

FY首相は読めない「漂流国家の漂流予算」

 2007.12.20

この貧しき集団営農の発想よ

 2007.12.13

冤罪にあらず、これは「でっち上げ」

 2007.12.03

ねじれこそ民主主義のバネ

 2007.12.06

口先♂の脳髄にこそ治療薬を

 2007.11.29

ねずみ男は口先男でもあった

 2007.11.22

「ねじれ」「大連立」は民主主義のOSだ

 2007.11.08

「小沢代表をヒールに仕立て 既得権益を死守する面々よ」

 2007.11.05

「ホントの政権担当能力

 2007.11.01

「NHK経営委員長の頭脳をX線にかけよ」

 2007.10.25

「実はここにも」天下り先が誕生している総務省

 2007.10.18

結局、ハコモノ行政か  福田政権の「美しい星50」

 2007.10.11

海を愛する慎ちゃんの無謀な築地市場移転計画

 2007.10.08

福田がけっぷち内閣

 2007.10.04

バブル期から20年を経ても アッシー&ミツグ君たちよ

 2007.10.01

福田康夫首相の所信表明を聞き

 2007.09.27

「日本への謝意」にJAPANの文字はない

 2007.09.25

「福田内閣人事の報に際し」

 2007.09.25

「福田康夫氏首班指名に際し」

 2007.09.23

「自由民主党総裁選の報に際し」

 2007.09.20

「見苦しい国」を全世界に発信し続ける宦官たちよ

 2007.09.13

文書回答を嫌う公務員の哀しき体質に切り込め

 2007.09.12

安倍首相辞意表明会見に際し

 2007.09.10

オンリーワンの国際支援

 2007.09.06

身体ならぬ「進退検査」を拒み続けるわが宰相

 2007.08.30

ボクちゃんたちの”夏休みお墓参り内閣”

 2007.08.27 安倍改造内閣発足に際し
 2007.08.23 純ちゃんの恐るべき♂姑根性よ
 2007.08.16 くたばれ”バスに乗り遅れるな”論
 2007.08.15 ★62年の歳月を、一人ひとりが心に刻む★ 終戦記念日コメント
 2007.08.13 「ヤッシー」ゲリラ活動開始
 2007.08.09 おかしなおかしな参議院のこの光景
 2007.08.02 参院に潜むコインの表裏
 2007.07.11 「公示日を迎えて」代表コメント
 2007.07.09 安倍改憲論に対抗する
 2007.07.05 新党日本をサポートして下さる皆さまへ
 2007.06.11 本当の100年安心
 2007.06.01 林野行政はハコモノ事業と同じ穴の狢
 2007.05.31 行方不明年金5000万件について
 2007.05.28 松岡利勝農林水産大臣の訃報に接し。
 2007.05.24 憲法9条に「サンダーバード」の役目を
 2007.05.17 好米・嫌米を超えて「諌米」へ
 2007.05.14 本末転倒! 3連発
 2007.05.10 「ふるさと納税」は目くらまし
 2007.05.03 恐るべし欧米のレアル・ポリティックス
 2007.04.26 食料自給率28%の飽食国家とは・・・
 2007.04.19 マニフェスト破りの嘉田女史よ
 2007.04.16 安倍ちゃんマジックにご注意
 2007.04.14 「国民投票法案」(憲法改正手続き法案)参議院採決/成立に対して
 2007.04.13 「国民投票法案」衆議院採決に対して
 2007.03.19 超えよ!数値マニフェスト
 2007.04.12 いつまで続く「究極の選択」
 2007.04.07 日本国民の御霊はどうなるのか
 2007.03.29 タミフルもまた”ハコモノ行政”なのだ
 2007.03.27 自民・公明の賛成多数で可決、成立した07年度予算。
 2007.03.19 超えよ!数値マニフェスト
 2007.03.15 「情報公開」は目的にあらず
 2007.03.08 「特権の終わり」をもっと見据えよ
 2007.03.01 「困ったチャン」から「したたかチャン」へ
 2007.02.22 ナイーヴな島国でしか通用しない感情
 2007.02.15 「『脱・脱ダム』宣言」の深い闇
 2007.02.08 「六ヶ所村ラプソディー」を視られよ
 2007.02.05 少子化対策はおフランスに学べ
 2007.01.25 談合列島の病巣はどこまでも根深い
 2007.01.19 やっぱりおかしい「親方日の丸」の給与
 2007.01.11 この猿でも判る道理をなぜ理解し得ない
 >>>2006年  

 
 

FY首相は読めない「漂流国家の漂流予算」

 政府と自治体を合わせた負債は、新党日本のHP上で刻み続ける「日本の借金時計」が示すが如く、1時間に66億円も増加しています。長期債務残高に限っても、対国内総生産(GDP)比は147%にも達します。「先進国」で最悪です。
 新規国債発行額を0.3%減少させた、と政府・与党が豪語する次年度予算案も、一般会計の総額は今年度よりも更に増加して史上2番目の規模です。2011年度には基礎的財政収支=プライマリーバランスの黒字化を、と公言する一方で、その赤字幅は5.2兆円へと拡大しています。
 碩学の畏兄・野口悠紀雄氏の慨嘆を引用すれば、「国の活動をコントロールする能力を最早、行政も政治も持っていない事を示し」「財政再建の見通しは全くつかない状況」。「『漂流国家の漂流予算』としか言いようがない」のです。
 財政再建団体転落寸前だった談合王国の山国で、債務残高を6年連続で減少させ、基礎的財政収支を7年度連続で黒字化した上で、基金の積み増しも敢行した僕にとっても、KY改め福田康夫FY(雰囲気が読めない)政府予算案は「奇っ怪ニッポン」そのものです。
 では、消費税率の引き上げを行えば問題は解決するのでしょうか? 答えは否です。仮に消費税率が10%にアップした場合、民間消費は2.7%、GDPは1.9%も減少すると三菱総合研究所は予測しています。
 因みに次年度の国内総生産(GDP)を、物価変動の影響を除いた実質成長率で今年度比2.0%とする政府経済見通しが、19日開催の閣議で了解されています。詰まりは、消費税を倍増した所で重税感が増すのみで、GDPは“相殺”され、景気は低迷を続ける結果を齎すのみなのです。
 1年間に80万人。東京都23区で最も人口が多い世田谷区と同じ人数が毎年減少していく超少子・超高齢社会の日本では、増税による歳入増加ではなく、国民所得よりも遙かに恵まれた公務員給与の減額も含めた歳出の減少で無駄を排し、増税なき財政再建を図る以外に、解決策は存在しないのです。
 同様の見解を、政策大学院大学の松谷明彦教授も5年前から提唱しています。奇しくも、自身の妹君の夫に当たる松谷氏の卓見を、果たしてFY宰相は今後の政策に反映し得るのでしょうか?

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この貧しき集団営農の発想よ


 薬害C型肝炎訴訟問題を丹念に報じ続ける「産経新聞」は18日付紙面で、「和解交渉の中で、一律救済を拒み、血液製剤の投与時期を限定して責任を認めようとする」政府が試算した賠償金額を報じました。
「原告団が求める『一律救済』を受け入れた場合」、「汚染製剤の出荷量や感染率等から割り出した感染者の推定人数」は「約1万2千人が対象となり賠償額は約1800億円」。
「汚染血液製剤と並行して輸血を行った事で肝炎に感染した患者も和解対象とした場合」は「対象者が3万8千人、賠償額は5700億円と計算」。
 が、冷静に捉えれば、首都圏に於ける「無駄な公共事業」の象徴とされる利根川水系の八ツ場ダム事業費は4600億円。計画発表から41年が経過した川辺川ダム事業費も3300億円です。
 この瞬間も1時間に66億円もの勢いで借金時計が増加し続ける我が国の、道路・ダムを含むハコモノ建設には無尽蔵に起債を認めている財政運営を一新させたなら、前出の1800億円は容易に計上可能なのです。
 他方で、未だ殆ど論じられていないのが、現在でも350万人にも上るB型・C型肝炎感染者数の拡大を、如何にして食い止めるか、の方策です。大量出血の際、他人の血液から製造されたフィブリン糊を用い続ける限り、肝炎の感染を皆無にする事は不可能なのですから。
 読者諸兄も手術に先駆けて、貯血と呼ばれる自己血を採血した経験を有されるでありましょう。その際に、赤血球、白血球、血小板から成る血球と、液性成分の血漿、更には血液の凝固に関わるフィブリンと呼ばれる繊維素に、それぞれ分離して手術に備えたなら、大量出血の際、自身のフィブリンのみを用いて止血する事が可能です。
 にも拘らず、各都道府県に設置されている日本赤十字社の血液センターは、こうした個人別の作業を受け付けていません。飽く迄も、不特定多数から集めた血液で止血剤は作られるべし、と恰も集団営農の如き発想で、厚生労働省と歩調を合わせているのです。
 結果、性的感染後も3週間は陽性反応が出ない期間に献血したかも知れぬHIV感染者の血液から製造されたフィブリン糊が今後も日本では、手術時の際に貴方の止血剤として用いられていくのです。いやはや、奇っ怪ニッポンの医療行政!

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冤罪にあらず、これは「でっち上げ」

「これは冤罪事件ではなく、でっち上げ事件なのです」。今春、鹿児島県議会議員へと返り咲いた中山信一氏は、「買収会合事件」の舞台となった集落へ続く山道を運転しながら、幾度となく僕に繰り返しました。
 志布志市(旧曽於郡志布志町)四浦地区の懐集落は、宮崎県との県境に位置し、現在でも携帯電話は通話圏外。6世帯20人が暮らす周囲の山には、国策で戦後に造林されはしたものの間伐が滞る杉林が広がります。
 2003年4月、自民党公認現職3人が無投票当選の筈だった県議会議員選挙に、地元商工会の会長を務めてきた中山氏が立候補し、当選します。
“集団営農”と称する日本の農業政策は、既得権益に安住する農業団体の都合でこそあれ、自律を目指す耕作者や消費者の視点が欠落している。僕同様に斯くなる哲学を抱いて、地元で焼酎会社を経営してきた彼の存在を、疎ましく思う面々は少なくなかったでしょう。
 現金や焼酎、麦酒で投票を買収した、との言われ無き「捏造」が為され、1年以上も拘留された彼のみならず無辜の住民が計13人も起訴されたのです。意識朦朧となる程の長時間・長期間に亘って取調官は、例えば「沖縄の孫 早くやさしいおじいちゃんになってね」等のマジックで記した紙を床に置き、両足首を掴んで“踏み絵”を強要しました。
 真犯人は他に存在するのに犯罪者に仕立て上げられるのが「冤罪」です。志布志事件は異なります。現金・焼酎・麦酒の供与は素より、何れの「容疑者」にもアリバイが存在する日時に、買収会合が開催されていた、と鹿児島県警察本部は「でっち上げ」たのです。
 而して、2007年2月23日、被告全員に無罪が言い渡されるも、僅か2名の現場警察官に対して口頭で厳重注意を行ったのみです。一体、誰が志布志事件をでっち上げたのか、眞相を解明する気配すら、加害者たる警察には皆無です。
 取り調べを録音・録画で可視化するべき、と訴える中山氏を始めとする「被害者」は何れも、日本の警察組織を信頼し、更には政権政党・自民党を支持してきた人々です。その彼らや彼女らの人生を蹂躙しても猶、恬として恥じぬ既得権益者に果たして未来は訪れるのでしょうか。

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ねじれこそ民主主義のバネ 
【週刊会員情報誌「Kyodo Weekly」12月3日号】

 マスメディアは国会の状況を「ねじれ」「ねじれ」と言い立てますが、ブッシュ米大統領が共和党出身の米国も、議会は民主党が多数派。ねじれているのです。今回の「大連立」構想は大政翼賛会の再来だ、と懸念を示す向きもありますが、ドイツ初の女性首相によるメルケル政権も、保守のキリスト教民主・社会同盟と左派の社会民主党による大連立政権です。
 「ねじれ」「大連立」の惹句(じゃっく)には否定的な響きが強いのですが、冷静に見れば、衆参両院共に自公で過半数を占めていた今までの国会の方がアリバイ作りの審議時間が経過するや、数に任せて強行採決が横行する「翼賛」でした。新党日本は地球が壊れても自民党と一緒になることはないと述べてきましたが、“予定調和”の、事前に結果が見えている各会合に慣れ親しんできた「談合列島ニッポン」の島国意識を改める好機ととらえるべきです。
 自民党は引き続き政権を維持したい一心で“クリンチ”大連立を目指したのに対し、民主党の小沢一郎代表は具体的な政策を実現するために大連立を考えたのでしょう。55年体制下の不透明な料亭政治とは異なり、白昼堂々と政策協議を行う。「ねじれ」はむしろ、新しい民主主義のステージへと移行するためのバネだと考えたいですね。
 大連立を組むと小選挙区制度の下では候補者調整ができないから選挙が成り立たない、という理屈も矛盾しています。中選挙区制度の時代には自民党が派閥ごとに3人も4人も同じ選挙区に候補者を出して戦っていたではありませんか。現にドイツではかつて、社会民主党のブラント党首がキリスト教民主党のキージンガー政権で副首相を務め、その後の選挙で勝利して首相に就任しました。
 同様に、大連立を組んでも結局、自民党に振り回されるという論にも疑問符です。自社さ連立や自自連立の時代には、自民党は過半数を辛うじて維持すれば良いとの思いで、野党第1党の新進党や民主党でなく、少数派の社会党や新党さきがけ、自由党を数併せの論理で選びました。故に、政権内での自民党の優位は変わらず、連立を組んだ政党が自民党の主張に従わざるを得なかったのです。
 ところが「7・29」以降の参院は、仮に自民党が国民新党、社民党の両党と連立を組んでも過半数に至りません。連立すべき相手はもはや、参院第1党の民主党しかおらず、政治状況は一変しているのです。
 小沢さんは、トロイの木馬を装って政権の中に入り、若手議員に政権担当の実践的訓練を積ませ、その間に既得権益に生きる自民党を蚕食(さんしょく)しようと企てたのでしょう。連立を組まなければ、福祉や教育を充実させる野党案を可決しても結局は、自民、公明両党の“お手柄”で終わります。連立を組めば対等。よしんば自民党の反対で政策が実現できなければ、民主党は連立を解消し、どちらの判断が真の国民益ですかと有権者に問えば良いだけの話です。
 次期衆院選で民主党が“完全勝者”となる可能性は低いと同時に、自公で3分の2を占める可能性も皆無に近いのです。大連立構想はくすぶり続けるでしょうし、引き続き政局のカードを握っているのは、一連の辞意・慰留・続投で党内基盤をさらに固めた小沢氏なのです。


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口先♂の脳髄にこそ治療薬を

「薬害肝炎」は、一部の人々の問題ではありません。フィブリノゲン血液製剤を投与された人々は、その生産者である旧ミドリ十字・現田辺三菱製薬自らの推計でも、28万人を超えるのです。
 件の血液製剤は、出産時や手術時の大量出血に対する止血措置として、一般的に投与されていたのです。更には感染直後の症状は感冒と似ており、然したる自覚症状も無い儘、年月を経ると共に慢性肝炎から肝硬変へと進行します。
 因みに、肝ガンの75%はC型肝炎ウイルスが原因で、その再発率は5年間で80%。5年相対生存率は14%。薬害肝炎全国弁護団も慨嘆するが如く、「10年〜30年の期間で進展し、謂わば、慢性且つ進行性・致死性の一生涯の病」なのです。
 アメリカでは今から30年も前の1977年12月、フィブリノゲン製剤の製造承認を連邦食品医薬品局(FDA)が取り消しています。その事実を旧ミドリ十字は早くも翌年1月に社内回覧告知しており、旧厚生省の国立予防衛生研究所血液製剤部長も自書で危険性を指摘しています。にも拘らず、日本政府は20年間に亘って“不作為の作為”を放置し続けたのです。
「“テレビ文化人”を自負し、『政治家にはメディアを通じて国民に情報を知らせる義務が有る』と公言して憚らない」(「産経新聞」)舛添要一厚生労働大臣は4日、「謝罪すべきは謝罪し、償うべきは償う」と薬害C型肝炎訴訟の原告に述べました。
「皆さんと心は一つ」と“笑顔”で11月7日に“高言”した前回面談を「反省」したのでしょうか? が、その「お詫び」は「冒頭、着席したまま」(「時事通信」)でした。
 厚労行政の責任者たる彼は、第1次原告団170人には「解決金」を支払う一方で、第2次原告に対しては「国の法的責任の期間を」、驚く勿れ、1987年5月からの13ヶ月間に限って「最も短く認定した東京地裁判決を元に『線引き』したい考え」(「朝日新聞」)です。判明分のみでも感染被害者は優に1万人を超えると言うのに!
 厚顔無恥にも舛添“文化人”は3日、畏友・長妻昭氏が喝破した筈の「消えた年金」が流行語大賞にノミネートされるやパーティへ駆け付け、壇上での乾杯にも参加しました。いやはや、僅か170人への「解決金」を以て、「消えた薬害肝炎」化を企てる口先♂の脳髄にこそ、早急に治療薬を投与すべきです。

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ねずみ男は口先男でもあった


「11月末迄に洗い浚い調べる」と「薬害肝炎」に関して国会で大見得を切った舛添要一・厚生労働大臣が、「フィブリノゲン資料問題及びその背景に関する調査プロジェクトチーム」を設置したのは10月22日です。
 にも拘らず、件のチームを統括する西川京子副大臣は丁度1ヶ月後の11月22日、何故か「中間報告」という名の「洗い浚いとは程遠い」(「産経新聞」)会見を行い、その理由を問われるや「1ヶ月で出来る訳無いじゃないですか」(「毎日新聞」)と逆ギレしました。
「当たり前の習慣すら身に付いていない子供が今、増えている」とホームページで大言壮語する女史は、“隗より始めよ”の故事を拳々服膺する習慣こそ、先ずは御自身が身に付けるべきです。
 が、その上司に当たる舛添氏も五十歩百歩です。「出来ませんと国民に言うのは政治家として無責任だ」と同日夕刻の会見で高言した直後、具体的質問を突き付けられるや、「その報告をですね、受けてないんで、どういう記者会見で、どういう報告であったかは判りません」と“一口両舌”を決め込んだのですから。
 調査チームが2名の患者への聞き取りを行ったのは、更に4日後の11月26日です。その席上で副大臣は、「国が患者の情報を集めるのは個人情報保護法の問題が有る」と詭弁を弄し、「国に責任が無い様に話を持って行こうとするかの様な質問が目立った」「医療機関に責任転嫁しようとしている」(「讀賣新聞」)と2名の女性は慨嘆しています。
 斯くも無責任な「調査」に終始しているのは、調査チームが厚生労働省の官僚で構成されているからに他なりません。瑕疵を問われるべき当事者集団が“お手盛り”で行う自己弁護の調査。執行権者たる厚生労働大臣は如何なる覚悟と認識をお持ちなのでしょう?
 が驚く勿れ、舛添氏は厚顔無恥にも昨日27日の会見で漸く、「専門家に於ける検討会を設置します。まっ、出来れば今週中に第1回の検討会を開催したい」と発表しました。
「11月末迄に洗い浚い調べる」と公言した“ねずみ男”は、凡そ国際政治の碩学とは思えぬ、戦略も戦術も哲学も欠落した“口先男”だったのです。「無辜の民」を棄民の如くに放置し続ける自由民主党に、政権担当能力は皆無です。


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「ねじれ」「大連立」は民主主義のOSだ

「ねじれ」ているのは前代未聞の異常事態だ、と声高に語る向きこそは、問題解決先送りで既得権益の甘い汁にクリンチしてきた「談合列島ニッポン」の“島国意識”から未だに抜け出せぬ、可哀想な輩です。
 皮肉にもアメリカに於いては有史以来、大統領の出身政党と上院・下院の第1党が異なる「ねじれ」は日常茶飯事なのです。「大連立」は翼賛政治に他ならぬ、と声を荒げる“戦後民主主義の申し子”を任ずる皆々様は、「ねじれ」とは無縁だった小泉・安部の治世ならぬ痴世を今一度、想起してみましょう。
 アリバイ作りの審議時間が経過するや、数に任せて強行採決が横行していたではありませんか。可決という結果が最初から判明している手続き民主主義こそは、大政翼賛の異常事態だったのではありますまいか。
 自社さ、自自公の連立政権と、今回の「大連立」は凡そ異なります。国会TVを主宰する畏兄・田中良紹氏は看破します。
「自社さ政権には野党第1党として新進党が存在し、自自公政権には民主党という野党第1党が存在し」、即ち何れの連立政権も、自民党という「大きな政党を小さな政党が補完する連立で」、「今の民主党のように参議院第1党の力を持つ大野党との連立ではない」から「自民党に好きなように操られた」のだ、と。
 7・29以降の政治状況は一変しています。自公連立政権は、仮に国民新党と社民党を参議院で“籠絡”させても猶、過半数には届かないのですから。今の自民党には民主党以外に選択肢は存在せず、故に福田クリンチ首相は自民党政権を維持したい一心で「大連立」を画策しました。
 詰まりは、如何なる場面でもカードを握っているのは、引き続き民主党の代表を務める小沢一郎氏なのです。大連立を維持するのも解消するのも、彼の判断次第です。
 であればこそ彼は、民主党の為でも自民党の為でもなく、日本に暮らす人々の為に、高速道路無料化を始めとする施策を実現すべく、トロイの木馬を装って「大連立」で自民党を“蚕食”しようと考えたのです。
 が、「ねじれ」を打破せねばと述べる一方で、7・29以前のOSから変換し切れぬ民主党幹部は、悪評紛々のWindows Vistaと同じ位に「大連立」は制御不能に陥り易いと猛反発し、今日も奇っ怪ニッポンは漂流し続けています。政党の為か、国民の為か、いやぁ、民主主義は厄介な代物だのぉ。

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「小沢代表をヒールに仕立て 既得権益を死守する面々よ」


「ひと言で言えば、民主党の素人集団に愛想が尽きたという事。民主党を見誤ったんだよ。ここまで強い面従腹背とは思っていなかったんだと思う」。辞意表明会見の翌5日付「日刊スポーツ」に寄稿した田原総一朗氏の見解です。
 自由民主党に象徴される、利権に集う人々は、全員一丸で纏まります。利権の分配さえ保証されるならば、公共事業削減が売り物だった小泉純一郎が親方であろうとも。即ち、“大人の面従腹背”です。
 比するに、民主党に象徴される、理念で集う人々は、百家争鳴に陥りがちです。原理原則を振り翳して、混乱を引き起こす分派活動がお手の物だった「革新」勢力のみならず、松下政経塾に象徴される「改憲」勢力の“藤四郎”も。
 その理念集団の総帥に対し、“背水の陣”を巧言する福田康夫氏は、「国連主義」に基づく海外派遣「恒久法」制定を持ち掛け、“阿吽の呼吸”で大連立を画策しました。
 強かな官僚体質が身上の宰相から囁かれた件の安全保障政策の理念は、小沢一郎氏が掲げ続けた20年来の主張と合致します。政局に生きて来た筈の乱世の英雄も、琴線に触れる提案を受けて、少なからず平常心を失ったのでしょう。
 勇躍壮途に就いた役員会で諮ると、総選挙で勝利するまでは取り敢えず、と“子供の面従腹背”を強いられてきた面々から、予期せぬ猛反発を受け、些か大人気なくも辞意を表明。これが日曜日までの流れです。
 とは言うものの、はたと冷静に当人も周囲も考え直すと、他に難局を乗り切れる総司令官は見当たらず、結果、火曜日の21時前に、代表続投を表明するに至るのです。
 業界関係者の間では周知の事実なれど、就任後に「福田総理」を見出しに打っても一向に視聴率が取れないでいたTV 各局は、視聴率が取れる「小沢代表」を“ヒール役”として論じる流れとなりました。
 う〜む、そこまで読んだ上で自由民主党が仕掛けたのだとしたら、恐るべし、既得権益の死守に集う面々でありますなぁ。

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ホントの政権担当能力

 民主党が「農業者戸別所得補償法案」を参院へ提出しました。農家に対する戸別補償は、最近になって遅れて“個人主義”に目覚め始めた人たちには歓迎される政策でしょう。
 遠藤武彦前農相が組合長理事を務めていた農業共済組合が、国からの補助金を不正受給した問題で、現場の農業者も怒りを爆発させたのは、従来、仮にひょうが降って被害に遭っても共済組合段階でお金が止まり、農家には直接お金が届かない状況だったからです。
 戸別所得補償制度は、コメや麦などの標準的な販売価格と生産費との差額を単価として、生産面積に応じて交付金を支払う仕組みのようですから、兼業農家の人も専業農家の人も、零細な人、そうでない人にも、直接みんなに支給されます。集団主義から個人主義に目覚め始めた人にとってはありがたい政策だろうし、都会にいる人々にとっても食料自給率が低い日本だから仕方ないかな、と大目に見てもらえる内容ではあります。
 でも、中学卒業まで子ども1人当たり月額2万6000円を支給するという民主党の「子ども手当法案」には賛成しかねます。子どもを養育している世帯に所得制限を設けず、支給全額が国庫で負担する子ども手当は年間5兆円以上ものばらまきにしか映りません。
 消費税率を1%上げて選挙に負けるぐらいなら一気に二けた台に上げようと政権、与党の幹部が言い放ち、福田康夫首相が注意もせずにいる状況下で、敵に塩を送るようなものだと思えてなりません。増税するならご希望に添えますよ、と与党から“クリンチ”攻撃されちゃう。月額2万6000円というお金も、子どもを車の中で寝かせたままパチンコに興じて殺してしまうような親にとっては、パチンコ代の原資に化けかねません。
 だったら、小・中学校の教科書の無償配布をこれからもきちんと維持していくとか、学校給食にお金を出してもっと安心できる地域食材を使うとか、安倍内閣時代に打ち出した教育格差を拡大する「教育バウチャー」ではなく、働いている女性を対象にどこの保育所でも使える「保育クーポン」を配布するとか、こうした歓迎される「戸別」ならぬ「個別」の施策に金を出すべきですよ。
 ところが、官僚出身や組合出身の人たち、あるいは今までの政治に慣れ親しんだ人たちはそれでは金額が計算し切れないなどと、たわけた事を言う。月額が決まっていれば、子どもの人数も分かるから予算を確定できるが、そうじゃないと算出できない、と。
 民主党は、先の参院選で掲げたマニフェストだからやらなくてはいけないと言っていますが、「手続き民主主義」「スケジュール民主主義」に陥ってはいませんか?よりよい政策・発想が出てくれば、小沢一郎代表も「君子豹変す」べしで、それがリーダーシップです。
 1人頭いくらという発想を切り替えさえすれば、子どもの福祉向上に役立つ方策はいくらでも編み出せるのです。いったん造り始めたダム計画を止められないのと同じ官僚的発想を改め、5兆円よりも少ない金額でも、国民に歓迎されるよりよい政策を打ち出すことは可能なはず。それこそが真の政権担当能力というものです。

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「NHK経営委員長の頭脳をX線にかけよ」

「僕は見てないんだもん、NHKの番組。昼も夜も忙しいからね」と公言する御仁に、「気になる番組をHDDに録って見る事は?」と尋ねると、「それはNFLとPGAだよ」と破顔一笑、胸を張りました。言わずと知れたプロアメリカンフットボールリーグと全米プロゴルフ選手権の略号です。
 而して、心に残るNHKの番組を問われると、「天気予報だね。天気予報はニーズがあるから」と突っ込み所満載の大言壮語。安倍晋三元首相と「歴史観」を共有し、それが理由で日本放送協会経営委員会委員長に“政治任用”されたと囁かれる古森重隆氏の発言です。
 富士フイルムホールディングス社長が“本職”だから、「こんなの読む暇無いね」と視聴者からの意見が記された資料集を10月9日の席で指さした件の人物は、その一方で経営委員会議事録に拠れば、「選挙期間中の放送については、歴史物など微妙な政治的問題に結び付く可能性も有る為、いつも以上に御注意願いたい」とNHKに対して異例の発言を行い、物議を醸しています。
 そもそもが、放送用ビデオテープやテレビレンズを製造販売する富士フイルムは、放送局にとっては“出入り業者”で、斯くなる企業の最高責任者が、公共放送を任じるNHKの経営委員に任命される事自体が「公正」さを欠く話です。
 にも拘らず、天に唾するが如く古森氏は、沖縄への核持ち込みに関する日米協約を扱う番組を選挙期間中に放送すれば即ち、安倍晋三氏の大叔父に当たる佐藤栄作氏が首相を務めていた自由民主党を批判する事となるから放送すべきでない、と圧力を加えているに等しいのです。
「最高議決機関は経営委員会」、「コンプライアンスの強化が視聴者への還元」、「私には責任感が有る」と述べるにも拘らず、NHK執行部を除いた経営委員のみの会合の議事録を公表しない理由を問われると、「読むに耐えられないよ、議事録というのは」と居直る人物の任用に同意した国会の沽券も関わる話ではありませんか。
 防衛省問題に続いて永田町では、古森重隆氏の頭脳を富士フイルム製のX線撮影機器で早急に検査する必要性に迫られているのです。

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「実はここにも」天下り先が誕生している総務省

 今や国土交通省を上回る巨大利権官庁が、総務省。交付税で自治体を牛耳り、免許制の放送や通信を所管し、更には消防庁も傘下です。
「実はここにも」。総務省の封筒に記されている惹句です。痛い所だけでなく痒い所にも手を差し伸べる省庁ですよ、と言いたいのかな。が、その実態は、郵政民営化に伴って町や村の郵便局が「実はここでも」消滅し、その一方で「実はここには」膨大な天下り先が誕生しているのです。
 同様に巨額の税金を投入して地上デジタル放送を推進する「Let’地デジ」のロゴタイプは、亀田一家が撃沈されたリングのコーナーポストにも登場していました。「実はここにも」“地デジ”バスに乗り遅れるな、とアナログ画面に見入る善男善女への「サブリミナル作戦」が展開中なのです。
 けれども、後1369日で迎える2011年7月24日に地上デジタル放送へと完全移行し、現行の地上アナログ放送を停波する事は最早、逆立ちしても垂直跳びしても実現不可能。畏友のジャーナリスト坂本衛氏も看破する数々の問題点を、23日の参議院総務委員会で指摘しました。
 デジタル放送受信機は優に2千万台を突破して順調に普及中、との総務省見解は大本営発表そのもの。地上デジタル放送対応のテレビ普及台数は7月現在で1400万台に留まる、とシャープを始めとする製造企業で構成されるJEITA(電子情報技術産業協会)が憂慮しているのですから。
 早い話が、チューナーもデッキも1台の受信機です。受信機ではなく、画面の数で普及台数を算出しなければダブルカウント、トリプルカウントの数字が一人歩きしていくのです。冷静に見積もるに、普及世帯数は1千万以下。詰まりは20%にも満たない普及率。
 後3年9ヶ月、4千万世帯でも地上デジタル波を受信可能とすべく簡易チューナーを1台5千円で販売させる、との総務省計画も笑止千万です。アンテナの設置等で費用は数万円単位で増し、加えて、画面に映る大きさは0.56倍と半分近くに縮小され、にも拘らず、画面も音声もデジタルならぬアナログの儘。
 21世紀の関東軍・総務省が「推進」する無謀な計画を、今この時点で一旦リセットさせねば、近い将来、大混乱を来します。この問題は随時、追究・追及していきます。

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結局、ハコモノ行政か  福田政権の「美しい星50」

 未だ性懲りもなく「美しい星50」なる惹句を10月1日の所信表明演説で用いた自由民主党の福田康夫政権は、CO2の森林吸収源対策こそは急務、と表向きは語ります。
 京都議定書森林吸収目標(1300万炭素トン)を達成するべく平成18年度補正予算と平成19年度当初予算で計765億円を追加計上、と胸を張り、「『美しい森林』づくりに向けて国、地方公共団体、森林・林業関係者、国民各層を挙げた一大国民運動の展開を開始」と謳い上げるのです。
 が、その陰では、間伐も下刈りも怠る中で累積債務だけは3兆8千億円にも達した国有林野特別会計を「破綻回避」せねばとの美辞を弄して、一般会計へと2兆8千億円を繰り入れています。
 加えて、件の追加予算の中には、年間100億円に上る「水産基盤整備事業と連動した『漁場保全の森づくり事業』」だの、50億円の「農業農村整備事業と連携した『農業用水水源地域保全整備事業』」と、早い話が土地改良事業の延長線上に位置する、農業土木と称する公共事業が紛れ込んでいるのです。
 それは、緑資源機構(旧森林開発公団)が「奥地林開発」を掲げて、スーパー林道と称する環境破壊の公共事業へと猪突猛進したのと同じく、疾うの昔に社会的使命を終えた全国各地の土地改良組合を延命させる為の事業と言えます。言わずと知れた自由民主党の集票集団への配慮です。
 而して、今後6年間で330万haの間伐を全国で実施する、と高言しながら、それを実現する為の具体的方策は明記されていないのです。
 知事時代、森林整備予算を独自に2.5倍へと増額し、土木建設業の面々に無料で100時限の間伐講習を実施。合格者に入札参加資格を付与し、既得権益に安住する森林組合と競合させました。
 と同時に、10年間で25万haの間伐を林務部に命じ、それを達成するべく、県土を1km四方のメッシュで区切り、何処の地域の森林を間伐するか、1年単位の綿密な計画も立案させました。
 役人とは常に指導者が、極めて具体的に叱咤激励せねば、環境でも福祉でも予算の金額が増大するばかりの“ハコモノ行政”へと変容し勝ちなのです。果たして6年後、京都議定書森林吸収目標は実現しているのかな。

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海を愛する慎ちゃんの無謀な築地市場移転計画

 江東区豊洲の移転予定地から、環境基準を遙かに上回る1000倍ものベンゼンが再度、検出されました。言わずと知れた発ガン性物質です。
 にも拘らず、現在は築地に位置する「狭い・古い・汚い」東京都卸売市場を、件の都市ガス製造工場跡地へと移転させ、売却益2兆円を“懐”に、と画策している東京都は、当初の計画通りに4年半後には営業開始を、と高言し続けています。
 6年前に東京ガスが提出した土壌汚染状況報告書でも、青酸カリのシアンが基準値の490倍、ヒ素ミルク事件の悲劇を生んだヒ素が49倍、同じく水俣病の原因である水銀が24倍。近接する有明の東京ビッグサイトも真っ青な“有害物質の総合展示場”なのです。
 而もベンゼン、シアン、水銀は揮発性。分厚いアスファルトを敷いても、その隙間から気化してきます。斯くなる時空で扱われた魚介類を一体誰が、好き好んで口にするでありましょう。水産国・日本を代表する魚河岸の移転に、築地市場内の73%もの仲卸業者が反対している理由です。
 それは業者の「エゴ」ではありません。築地で競りに掛けられる魚は、一部の好事家が銀座の高額寿司店で味わうマグロに留まらず、郊外のスーパーや駅前の魚屋で扱う秋刀魚やシジミに至るまで多種多様。築地の跡地で一儲けを企むハゲタカ資本家こそ、「エゴ」そのものなのです。
「狭い・古い・汚い」と東京都が迷惑施設扱いする築地市場を現在地で、温もりを感じさせる煉瓦建てのフィッシャーマンズワーフへと改築してこそ、内外の観光客も大歓迎でありましょう。
 先週の3日、一仕事を終えた魚河岸の面々と共に僕は、昼食時のサラリーマンやオフィスレディに移転計画の無謀さを訴えるべく、新橋、銀座を経て日比谷公園までデモ行進の先頭に立ちました。並行して、民主党の畏友・川内博史衆議院議員らと、土壌汚染対策法の一部改正案を臨時国会に参議院で提出すべく、準備を進めています。
 とまれ、海を愛する男で売り出した筈の都知事が、恩を仇で返すが如き愚挙を執行しては、その名が廃ります。消費者不在な無謀計画をUターンさせる決断こそ、慎ちゃんの面目躍如。築地市場移転計画の白紙撤回を求めるムーブメントとは実は、彼へのエールなのです。

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福田がけっぷち内閣 【週刊会員情報誌「Kyodo Weekly」10月8日号】

「不退転の決意でテロ特措法の継続を」と叫びながら、その審議のための国会を1カ月半も開会せず、ようやく論戦スタートかと思いきや、テロと戦うはずの宰相が自ら突如の“自爆テロ”を敢行したのですから、いやはやです。しかも、ひ弱な宰相を支え切れなかった反省もどこへやら、辞任に伴う自民党総裁選で2週間もの“お祭り”騒ぎ。野党が国会で審議拒否すると「税金の無駄遣い」「政権担当能力なし」と批判して、「われこそが責任政党だ」と胸を張っていた自民党も、今回の一件では“無責任政党”ぶりを発揮してしまいました。日本とは「とてつもなく奇っ怪で見苦しい国」だ、と諸外国の目には映った事でしょう。
 それだけではありません。自ら招いた政治の空白が原因で、過去60年間、米国との約束はすべて守りますと言い続けてきた日本は今回、インド洋での海上自衛隊による米艦船などへの給油活動を11月以降も継続する「約束」を自ら放棄する羽目に陥りました。繰り返しますが、その原因は迷走を続けた与党の側にあるのです。
 さらには今回、権力の空白をも放置し続けました。一国の首相が、いつ退院するのか分からない状況なのに、政府は首相臨時代理を置かないまま。記者会見でただすと政府は、パトカーで先導すれば病院から官邸まで5分で移動可能だと言ってのけました。う〜む、テポドンが発射されても対応可能だと強弁するのでしょうか。責任政党を自任する面々の発想は、理解を超えています。
 後継の首相指名選挙に出席後、安倍氏は再び病院へと逆戻り。憲法の規定によれば、福田氏が国会で首相に指名されても、皇居での任命式を終えるまでは、首相は安倍氏のまま。権力の空白ならぬ権力の重複まで生まれてしまったのです。その間に、テポドンが飛来し、大地震が発生したら、一体、誰がシビリアン・コントロールの最高責任者となったのでしょう?
 さて、臨時国会での最大の焦点、海上自衛隊の給油活動。安倍内閣当時の与謝野馨官房長官は、「日本の給油活動が国連の安全保障理事会メンバーから高い評価を受けた」と胸を張りましたが、これこそまったくの牽強付会。安保理で採択された決議案には「JAPAN」の文字も「海上給油」も明記されていないのです。
 外務省の谷内正太郎事務次官は「自動車でいえば、ハイオクに限定される燃料をパキスタン艦船に提供し得るのは自衛隊の補給艦のみ」と公言しましたが、ぼくが防衛省に問いただしたところ、提供している燃料はナンと、日本や全世界のガソリンスタンドで日常的に売られている軽油2号。特別だと強調している燃料のろ過装置も、他国の補給艦に標準装備されています。
 海上自衛隊の給油活動をめぐる法案処理は至難の業。野党との論戦に勝てるかもと、防衛相に石破茂氏を起用しましたが、防衛相から外相に横滑りした派閥領袖の高村正彦氏に傷を付けないための人事では、と勘繰りたくもなります。
 所信表明演説も、霞が関の官僚が作成したとしか思えぬ抽象的で総花的な言葉の羅列。「背水の陣内閣」ならぬ「がけっぷち内閣」と命名した方がふさわしいのかな。


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バブル期から20年を経ても アッシー&ミツグ君たちよ

「日本政府には情報を提供出来ない一方で、(情報公開法に基づいて)米国内では広く情報を公開している事態が生じないようにと要請した」。
 先月27日、コンドリーザ・ライス国務長官との会談直後に高村正彦外務大臣は、日本から同行した記者集団に“慨嘆”しました。
 が、彼の名誉の為に付言すれば、その慨嘆の矛先はアメリカに対してではありません。「情報を入手出来ない」自分の部下たる外務官僚に対してなのです。何故って、アメリカは「情報を公開している」のですから。
 即ち、件の高村発言を意訳すれば、以下の具合でありましょう。「公文書館を訪れたなら、誰もが入手可能な米海軍公文書ですら、その存在を我が国の職業外交官は把握していなかった。他方で日本の民間人が独自に公文書を分析して、『対テロ特措法』に違反する『オイルロンダリング』が行われていたと発表してしまった。我が外務省は、意欲も努力も勘性も持ち合わせていないので、誠に恥ずかしながら、今後は是非とも、予め日本側に伝えておいた方が望ましいとアメリカ側が判断した内容は、米国内での情報公開に先だって直接、教えて下さい」。
 件の会談の1週間前に当たる20日、梅林宏道氏が代表を務めるNPO法人ピースデポは、「海自艦が給油した米艦はイラク作戦に使用した」と題する緊急報告会見を開催しています。
 米給油艦、空母、巡洋艦の航海日誌等に記された海上自衛隊の補給艦「ときわ」から給油を受けた場所、その後の空母キティホークの航跡は明らかに、アフガニスタンではなくイラク戦争への「流用」を立証しており、それは即ち、「対テロ特措法」違反だと。
 が、斯くなる「流用」は断じて有り得ない、と2年半前に官房長官も防衛庁長官も明言しているのです。何たる皮肉か、前者が福田康夫氏、後者が石破茂氏です。小泉純一郎なる稀代の香具師とも異なる性格の2人は国会で、どんな詭弁を弄するのでしょう。
 とまれ、如何なる「国際貢献」で日本は成果を発揮すべきか、の議論の前に、当の外務省に「ヒューミント(人的情報収集能力)」が欠落したるが故に、バブル期から20年を経ても猶、相も変わらず尊敬も感謝もされぬ“アッシー”“ミツグ君”の地位の儘なのです。

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福田康夫首相の所信表明を聞き

 当初予定(28日)を丸3日間も延期して、万全の態勢で臨んだ筈の新宰相の所信表明演説は、霞が関の官僚が作成したとしか思えぬ抽象的な言葉の羅列に過ぎず、期待外れも甚だしい。


 30分近くに及ぶ長尺な演説にも拘らず、総花的に項目を列挙した、当たり障り無き内容に留まり、新内閣が掲げる「『希望と安心』の国」に向けての覚悟と哲学の欠片すら見出せない。

 一例を挙げれば、「安全・安心な街づくりを目指します」と宣言しながら、災害発生時の大都市に於ける安全確保は僅か1行の言及に留まり、単なる“言葉遊び”に終わっている。

 「改革」なる美名の下に国民を翻弄し、社会の弱肉強食化を推し進めた5年間もの“狂騒曲”。「美しい国」という中味の稀薄な空威張りの言葉が踊るばかりだった、この1年間の“遁走曲”。
 
 政権与党から人心が離れた原因と反省の上に立っての決意表明とは到底思えぬ「『希望と安心』の国」が、一体、誰の為の、如何なる社会を想定しているのか、国会での論戦を通じて新党日本は、「背水の陣内閣」改め「崖っぷち内閣」を問い質していく。


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「日本への謝意」にJAPANの文字はない

「日本の給油活動が国際的な評価を受けた。安保理のメンバーから極めて高い評価を受けた」と首相官邸会見室で与謝野馨官房長官が胸を張った根拠は、牽強付会以外の何物でもありません。
 何故って、第5744回安全保障理事会で採択された決議第1776号に於ける以下の文面こそは日本への謝意、と政府は強弁しているのですから。
「NATO(北大西洋条約機構)により発揮されたリーダーシップ、及び海上阻止行動(OEF−MIO)を含む国際治安支援部隊(ISAF)と「不朽の自由作戦」(OEF)連合への数多くの国々の貢献に対して感謝の意を表明する」。
 驚く勿れ、原文には「JAPAN」も「海上給油」も記されていません。
including its maritime interdiction component
即ち「海上阻止行動を含む」の箇所を意訳ならぬ「異訳」した超こじつけ解釈なのです。
 因みにinterdictionとは臨検。海上給油活動とは似ても似つかぬ公海上での強制立ち入り検査の遂行を意味します。警察行動としての船舶検査=inspectionとは異なる軍事行動なのです。
 にも拘らず、法的な裏付けが担保された訳ではないのでは、と食い下がった記者に対し、「それは法匪の言う事だ」と与謝野氏は一喝しました。
 呵々。不毛な法律解釈に拘泥し、逆に深刻な状況を生起させる輩を意味する法匪=法律の匪賊こそは、与謝野氏や外務省に似付かわしき符丁。
「自動車で言えばハイオクに限定されるのがパキスタン海軍の艦艇。この燃料を提供し得るのは自衛隊の補給艦のみ」と外務省の谷内正太郎事務次官は会見で言明。
 が、「国際社会のメンバーにとって不可欠」な「インド洋上に於ける艦艇への給油活動の実態」文書に記された「燃料の種別」は、ここでも驚く勿れ「軽油2号又は同等品」。詰まりは、全国・全世界津々浦々の給油取扱所で日常的に、ディーゼル・エンジン向けに販売しているJIS2号規格に該当の軽油に他ならず。
「テロとの戦いに参加している国際社会のメンバーにとって不可欠な日本の支援」とジョージ・W・ブッシュ大統領が賞賛下さる活動の実態は、まっ、この程度なのですよ。いやはや。


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「福田内閣人事の報に際し」

 世代“後退”を浮き彫りにした党役員人事に続き、新内閣の顔触れも政権“後退”そのものだ。


  “昔ながらの名前で出ている昔ながらの顔”を盥(たらい)回しするが如き人事は、持続可能な地球環境をテーマとして来夏に開催される洞爺湖サミットの議題にも成り得ぬ、困ったリサイクル行政だ。

  世田谷区と同じ80万人もの人口が1年間で減少していく世界屈指の超少子・超高齢社会ニッポンが、今後も持続可能である為には、政治主導による「増税なき財政再建」が不可欠だ。
にも拘らず、官僚主導の“官治”が生み出す膨大なる行政の無駄を省くリーダーシップも発揮せぬ儘、消費税の増税ありきを高言する面々が、党務・政務の主要ポストに就任した。
しかも、表向きは「挙党一致」を掲げて結集したかの如く装いながら、その内実は腹に一物も二物も抱く「群雄割拠」の内閣だ。

  前回の総選挙では自民党に、今回の参院選では民主党に1票を投じた浮動層は、自身が生き残る為には何でもアリな“鵺(ヌエ)”の如きミーイズム体質の自由民主党に愛想を尽かし、解党ならぬ“消党”を来る総選挙で突き付けるであろう。


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「福田康夫氏首班指名に際し」

 敗北から2ヶ月近くも「政治の空白」を放置し続ける“鈍感力”に富んだ自由民主党は、その彼らに下野を求める新しい民意が反映された参議院に於いて、野党第1党の小沢一郎氏が新首相に指名された事実を厳粛に直視すべきである。

  にも拘らず、責任政党とは名ばかりな、有権者不在の“翼賛派閥選挙”で互選された福田康夫氏の首班指名に、両院協議会でもこだわり続ける「見苦しい国」を改めて全世界に発信した。

  斯くも政権政党の座に固執したいならば、更に新しい民意が何処にあるかを問うべく、所信表明演説の中で即時の解散・総選挙を明言する敏感力を持ち合わせるべきだ。


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「自由民主党総裁選の報に際し」

 1ヶ月以内にテロ特措法を成立させねば国際社会で笑い物になる、と空念仏の如くに唱え続ける一方で、首相の臨時代理も置かずに「政治の空白」を2週間近くも放置し続け、「政権担当能力」の欠落を自ら露呈したのが自由民主党だ。

 
始めに当選者ありきの談合出来レースに対する「説明責任」も果たさぬ儘、1票を投じる権利すら付与されていない国民の前で延々と、街頭演説なる空疎な“パフォーマンス”を繰り広げた。 
 
それも又、ワン・フレーズ・ポリティックスで世間を目眩まし続けた小泉純一郎前首相の実体無き「構造改革」の継承なのだと居直るなら、真っ当に働き、税金を納める日本の国民に対する背信行為だ。
 
国民に届く「言葉」を持ち合わせぬ新総裁を選出した今回の茶番劇選挙で、自由民主党は最早、“代替案も示さぬ無責任な反対集団”などと野党を攻撃する資格すら失ったと言える。
 
辞意表明から総裁選出に至る一連の過程は、凡そ“美しい先進国”とは呼び得ない“とてつもなく見苦しいニッポン”を全世界に印象付けた。解党ならぬ「消党」という“死期”を、自由民主党は更に早めたのではないか。
 
民主党と院内で統一会派を組む新党日本は、臨時国会での論戦を通じて、内向きな組織防衛の取り繕いに終始する与党では到底、示し得ぬ「信じられる日本へ。」の具体的道筋を提起していく。


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「見苦しい国」を全世界に発信し続ける宦官たちよ

 愛犬ロイとも会えぬ儘に、官邸から車で僅か10分の病院に、解党ならぬ“消党”間近き自由民主党のルイ16世が、如何なる周囲の思惑からか、13日の金曜日ならぬ木曜日から“幽閉”され続けています。
「テロとの戦い」を叫び続けたにも拘らず、“賢者の一つ覚え”ならぬ“嫌者”扱いされて、支離滅裂にも「自爆テロ」を敢行するに至ったスキルス性KY病の進行は、極めて深刻な度合いなのかも知れません。
 同様のKY所見が疑われるのは、妻のマリー・アントワネットも、です。「主人はずっと苦しんでいました。これでやっと主人の肩の荷がおりました」とインタヴューに答えたのですから。指を絡め合う術にのみ長けた夫唱婦随で「政治の空白」を招いて猶、詫びる言葉すら発せぬ夫妻とは、いやはや。
 が、KYヴィールスに感染しているのは、主不在のヴェルサイユ宮殿に集う宦官連中も、です。首相外遊の際には間断無く臨時代理を指定してきた前例との整合性を問われて、「パトカーが付けば(病院から)5分位で来ちゃう訳ですから、危機管理上の問題は無い」と官房長官が宣い、「見苦しい国」を全世界に発信し続けています。
 夜郎自大なのは、厚生労働大臣就任前から少子化問題に身を挺して取り組み、「4人の妻」「3人の隠し子」の輝かしき実績を「週刊文春」から認定された御仁も、です。
 民主党の長妻昭議員のみが出演したTBSの番組は「欠席裁判」だ、と18日の大臣会見を20分間も延長して捲し立て、BPO(放送倫理・番組向上機構)に訴えると高言したのです。畏友・長妻氏は、“片腹痛さ”の極致でありましょう。
 自分に都合が良い番組以外は糾弾する。思えば、“幽閉”中の宰相も、同然の心智の持ち主でありました。類は友を呼ぶのでしょうか?
 とまれ、「謝罪」を求める文書を送達する前から、BPOなる第三者機関にも訴えるぞ、と喧嘩と言う名の外交交渉の手の内をも明かすとは、ナイーヴ過ぎます。国際政治学者の肩書きも自任ならぬ辞任した方が、「美しい星50」の散り際に相応しいでありましょうよ。



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文書回答を嫌う公務員の哀しき体質に切り込め

 「政党政治」を標榜する一方で、日本の国会では衆議院・参議院の両院共に、院内会派が基本となります。飽く迄も構成単位は会派で、政党ではありません。又、1人だけの会派は認められず、会派に属しない議員=無所属扱いです。
 先の参議院選挙で国民新党を上回り、社会民主党に肉薄する177万余票(得票率3.01%)を頂戴した新党日本は、公職選挙法・政治資金規正法・政党助成法の何れに於いても政党要件を満たす公党です。他方で、所属議員が現在、参議院に1名(涙!)の新党日本は、院内に於いては無所属扱いなのです。
 8月2日から畏兄・小沢一郎代表と懇談を重ね、9月5日の公式会談、臨時国会開会日の9月10日朝の議員総会を経て正式に、「民主党・新緑風会」が「民主党・新緑風会・日本」へと名称変更する形で、統一会派が結成されました。
 「党内には参議院議員が田中氏1人だけの新党日本の名称を残す事には『優遇しすぎだ』との異論もあったが、小沢氏は会談で『政党であり、単なる1人以上の効果が出る』と強調」(共同通信)、「田中氏は現在、参院国土交通委員会委員。統一会派を組む事で他の委員会にも出られ、質問時間も格段に増える。テレビ中継される予算委員会や本会議で安倍首相と論戦を繰り広げる事も可能に」(朝日新聞)。
 僕や党のメンツではなく、この日本に暮らし・働き・学ぶ方々の希望を実現する為に、小沢氏の厚情と今回の合意を、新参者の国会議員として、地道に最大限に活かさねばなりません。
 ボロボロと発覚し続ける年金保険料の横領・着服問題と、2700万件以上もの企業年金の未支給問題に関し、総務省、社会保険庁、企業年金連合会の責任者から「ヒアリング」を行った11日朝8時からの政策部門会議では、計3点の僕の指摘に対する回答を文書で求める発言を行いました。
 回答を文書で求められるのを、公務員は最も嫌がります。責任の所在が明らかになってしまうからです。けれども、この切り込み方こそが先ずは第一歩なのです。財政破綻寸前の長野県庁へと、たった1人で乗り込んだ7年前を思い出しました。




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安倍首相辞意表明会見に際し(ショートヴァージョン)

 問題山積な国民生活の安定よりも「テロとの戦い」が最重要課題と言い続けた”空気の読めない”宰相が、イタチの最後っ屁の如くに繰り出した、更なる「政治の空白」と「国会の混乱」を臨時国会開催中に自ら生み出す愉快犯的”自爆テロ”としか言いようがない。


安倍首相辞意表明会見に際し


 国民生活に関する待ったなしの問題が国内には山積しているのに、海上ガソリンスタンドを無料継続提供する「テロとの戦い」こそが最重要課題で、野党第1党が党首会談に応じてくれないから辞意を決意したと緊急会見でも繰り返す無責任さは、一国のリーダーとは到底思えぬ醜悪さだ。「テロとの戦い」を掲げる宰相・安倍晋三の、これこそは、「政治の空白」と「国会の混乱」を自ら生み出し、国民生活を混迷させる、実に身勝手な「自爆テロ」ではないか。

 参院選敗北後も、何ら責任を取らずに居座り続け、所信表明演説を行った僅か2日後に、しかも、言論の府たる国会での午後1時からの代表質問直前に、野党第1党が党首会談に応じてくれないから辞任を決意したと居直る、その国民不在の無責任さに呆れるばかりだ。

 国民生活に関する待ったなしの問題が国内には山積しているのに、午後2時からの緊急会見に於いても、「テロとの戦い」の継続こそが最重要課題と繰り返し、臨時国会の開催中にも拘らず、「政治の空白」と「国会の混乱」を自ら生み出す突然の辞意表明は、身勝手さの極致だ。

  「立つ鳥 跡を濁さず」の美学とは対極の「美しくない日本」を、最後に全世界へと発信して退陣する、まさに語るに落ちたリーダーを、1年近くに亘って私たちが戴き続けてしまった事に、深い哀しみを覚える。

  新党日本は引き続き、真の国民益の創出を目指し、結党宣言に掲げた「信じられる日本」の実現を図るべく奮闘する。



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オンリーワンの国際支援 【週刊会員情報誌「Kyodo Weekly」9月10日号】

 秋の臨時国会では、米軍が中心となってアフガニスタンで実施しているテロリスト掃討作戦を支援するためのテロ対策特別措置法の延長問題をめぐって、与野党間で大きな争点となります。
 新党日本は、テロ特措法延長に反対です。昨年来、安倍晋三首相は憲法解釈で集団的自衛権を行使可能とするべく動いてきましたが、考えてみれば既に小泉純一郎前首相は、出掛ける場所が安全な場所などと、へ理屈にもならない発言で煙に巻いて、集団的自衛権に道を開く特措法を成立させてしまったのです。いったんリセットすべきです。仮に日本がインド洋上での米艦船への給油を終了しても、米国は20隻以上の給油艦を保有しているのです。無償で日本が給油してくれるならラッキー、という程度の「貢献」だったのです。給油を止めたら日米同盟にヒビが入るという人もいますが、それは短絡的すぎます。
 親米か反米かとか、日米同盟なのか国連主義なのかとか…。そうした不毛な○×式の二項対立ではなく、日米関係の安定こそ外交の基本という認識の上に立って、日本がある時には米国を諫め、日本も米国の助言に耳を傾ける、従米でも嫌米でもない、互いに助言や諫言を行う“諫米”という立場で日米関係を充実させるべきです。
 極東の島国で鉱物資源にも恵まれない日本ですが、地政学的にみて、太平洋を挟んで真向かいの米国は、安全保障の観点から日本を無視できないのです。アジアや環太平洋、ヨーロッパなどとの関係を構築する上でも、日米安保は双務的なのだ、という冷静な認識が必要です。
 日本のモノ作り産業が世界で評価されているのは「オンリーワン」「ファーストワン」を作り続けてきたからです。アフガニスタンでのテロとの闘いに75カ国も参加しているのだから、日本も“バスに乗り遅れるな論”ではなく、国際貢献も平和主義の日本ならではの支援を構築すべきでしょう。
 国連主義にも問題があります。国連は世界で最も官僚が牛耳る、無駄遣いが目立つ組織でもあるからです。一部で語られる国連決議に基づく国際治安支援部隊(ISAF)への参加も、慎重に議論する必要があります。アフガニスタンでは一般市民も巻き込む武力行使が主体となっていて、カンボジアでの国連平和維持活動(PKO)とはおよそ異なり、カナダもイギリスも数十人単位で死者が出ています。
 新党日本は、憲法9条1項、2項を堅持した上で、新たに3項を設け、医療支援や住宅再建を行う「国際救援隊」の創設を提案しています。軍隊を後方支援する「兵たん」ではなく、内戦で逃げ惑う人たちを救う「民たん」ともいうべき活動を行うのです。これこそは、国際赤十字をも超える、目に見える形での日本の貢献です。
 民主党の小沢さんとの会談の際、シーファー駐日米大使は、機密情報を野党にも公開すると言明しました。小泉前首相が胸を張っていた「強固な日米同盟」の実情が、今後は公開されていく可能性を示したのです。繰り返しますが、日米関係は日本外交の基本です。であればこそ、真の信頼関係を充実させる上でも野党は冷静に、今回の大使提案を活用していくべきです。


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身体ならぬ「進退検査」を拒み続けるわが宰相


 何ともイヤ〜な感じを与える業界内の隠語としての符丁。それが、今年度の言葉となりつつある「身体検査」です。
 金権亡者の如くに政治資金を掻き集めるヒラリー・クリントン女史を例に挙げる迄もなく、魑魅魍魎が、洋の東西を問わず、政治の宿命的な“性”なのかも知れません。
 が、であればこそ猶の事、清廉潔白なる四角四面な四文字熟語を超えて、そこに携わる人物は、大臣になる・ならない以前の問題として、真っ当な心智の持ち主たるべきなのです。
「身体検査」を行わなければならない、という状況自体が、恥ずかしい話なのです。寧ろ、二文字違いの「進退検査」を未だに拒み続ける我が宰相の存在こそ、問題でありましょうに(苦笑)。
 にも拘らず、不評だった少年官邸団が駆逐された後は、誰もが鬼の首を取ったかの如くに、一億総探偵団現象です。その他方で、政調会長に就任した石原伸晃氏を巡る“不祥事”は、何故か不問に付されています。
 言わずもがなの解説を加えれば、氏が代表を務める自由民主党東京都第8選挙区支部は、本来は6万8千円だった会場使用料を10倍の金額で、而も4年間に亘って、政治資金収支報告書に記載し続けていたのです。
 それも、自己申告修正ではなく、讀賣新聞の報道を受けて、慌てて選挙管理委員会に訂正を届け出る泥縄振りです。
 政務ではなく党務に携わる者ならばマイペンライ=問題なしという線引きは一体、誰が決めたのでしょう? 風前の灯火とはいえ、政権与党で重責の三役を務める人物に纏わる不祥事です。
 と言うよりも何よりも、言語明瞭・意味不明瞭ならぬ言語過多・意味皆無な宰相の、抽象的な御題目としての「改革」ならば聞き飽きた、というのが国民の大多数の感懐なのです。
 与野党合わせても全体で千人にも満たぬ国会議員の中から、大臣席に座る人物を“回転ドア”の如くに取っ替え引っ替えするゲームを続けて最後は、好人物だけど認識も決断もズレまくりな石部金吉を選んで一件落着、などと嘯く時間的余裕など最早、日沈みゆく日本には残されていないのです。


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ボクちゃんたちの”夏休みお墓参り内閣”


 セコハンとも出戻りとも評される今回の改造はズバリ、“夏休みお墓参り内閣”です。
 父君が未だ御健在な石原伸晃氏を除けば、安倍晋三ボクちゃん宰相のみならず麻生太郎、鳩山邦夫、渡辺喜美の各氏は何れも、鬼籍に入った父親や祖父、曾祖父が政権与党の政治家。与謝野馨氏も与謝野晶子の孫。甘利明、岸田文雄、町村信孝の3氏も実は二代目代議士。更には増田寛也・元岩手県知事も父親は参議院議員でした。
 コンクリート敷き校庭での運動会しか経験していない、ひ弱な都会育ちのボクちゃんは、夏休みにお爺ちゃんの生まれ故郷へと出掛けました。
 セピア色した御先祖様の写真を掲げた御屋敷は、皮膚過敏症で何時でも絆創膏を貼っている同級生のお友達に見せて貰った写真と同じ一見、豪壮な佇まい。然れど、耐用年数を遙かに超えて、土台も屋根も傾き掛けています。
 ボクちゃんは選ばれし家系だと納得しちゃったもんねぇ、と都心に戻って絵日記に臆面も無く記してしまう“鈍感力”の持ち主も、自尊心に加えて反抗期を迎えています。それで、絵日記の欄外に走り書きした内容が物議を醸しています。
「こんなに立派なお家なのに、ぶっ壊した方が良いという先代だったから、事実ぶっ壊されちゃった。だから、ボクちゃんが立て直さないと」と。
 が、それは見果てぬ夢に終わる可能性の方が高いのです。何故って、「空腹だったら、(民衆は)甘い御菓子を食べれば良いじゃない」と嘯いたマリー・アントワネットと同じKYな感覚から脱却し得ぬボクちゃんばかりだからです。
「白い猫も黒い猫も鼠を捕るなら良い猫だ」なる嘗てケ小平が吐いた台詞を援用すれば、「改革」という名の熱中症に踊らされた民衆は、疑問を感じています。美味しい想いをしたのは、19世紀的資本家然とした黒い猫だけじゃないか、と。
 一体、誰の為の如何なる具体的「改革」を行うのか。相も変わらぬ抽象的な「改革」を繰り返すだけでは、ヴェルサイユからバスチーユへの陥落も間近いでしょう。

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安倍改造内閣発足に際し

 二階氏で対民主、増田氏で対地方、額賀氏で対党内、石原氏で対都会、・・・・・・。
総裁・首相としては役員人事も内閣改造も、あらゆる事態に対処し得る、アベ国体護持体制とも呼ぶべき超〜挙党一致態勢を確立した、と胸を張りたいのであろう。
 だが、国民が問うているのは、一体、誰を向いた政治を行うのか、誰の為の如何なる改革を行うのか、ではないか。その点に関する認識を一向に改めぬ儘、相も変わらず「改革」続行と声を張り上げても、一般国民のみならず永田町、霞が関、大手町、更には連立与党内に於いても人心は更に離れ、国民益も国益も損なわれる混迷状態に日本政治は陥る、と新党日本は憂慮する。

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純ちゃんの恐るべき♂姑根性よ

 政府主催の全国戦没者追悼式に新党日本代表として参列・献花すべく、昨年に引き続いて日本武道館へと8月15日に赴いた僕は、控え室で衆議院の横路孝弘副議長と、テロ特措法に関して言葉を交わしていました。
 すると、安倍晋三首相が入室してきます。幾人かが起立して会釈したものの、横路氏の右隣に坐った宰相の元へと挨拶に訪れる政治家は、何故か誰も居ません。1人ぽつねんと所在なげに、猛暑の夏の席を更に温め続ける彼の脇で、僕と横路氏は会話を続けます。
 と、元宰相の小泉純一郎代議士が、よおっ、と声を発しながら姿を現し、現宰相の右隣に坐るなり、燕尾服の胸ポケットから折り畳んだ和紙の文書を2通ほど取り出し、現宰相に手渡しました。
 恐らくは、自身が首相在任中の挨拶文では、と僕は推測しました。聞こえはしなかったものの、これ、君に上げるよ、ってな言葉を掛けている雰囲気です。
 う〜む、恐るべき、♂姑根性。靖国神社へ参拝出来なかった現宰相を尻目に勇躍、参拝を敢行し、その足で現宰相にプレッシャーという名の激励を与えちゃうのですから。稀代の香具師と命名した僕の先見性を改めて実感、なあんちゃって。
 式典では、河野洋平、江田五月の両院議長が追悼の辞を述べ、昨年とは場内の空気が一変。別けても、「日本軍の一部による非人道的行為によって人権を侵害され、心身に深い傷を負い、今なお苦しんでおられる方々」のみならず、「真珠湾攻撃以降、わが国と闘って生命を落とされた連合国軍将兵のご遺族」の悲しみを「胸に刻まなければなりません」と述べ、「海外での武力行使を禁じた、『日本国憲法』に象徴される新しいレジームを選択して今日まで歩んできた」との河野議長の追悼の辞は、小泉・安倍政治への最大の皮肉でした。
 とまれ、アベちゃんが混乱すればするほど、誰が得点するのか、誰が評価されるのかを熟知した上での元宰相の行動。防衛庁の一件も含めて、一連のワイドショー的騒動を裏で糸を引いているのは、若しや、小泉純一郎・飯島勲コンビなのでは、と勘繰りたい衝動に駆られた光景でした。


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くたばれ”バスに乗り遅れるな”論

 早い話が、「テロ特措法」は集団的自衛権の行使であります。読んで字の如し、「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる特別措置法」なのですから。
 優柔不断な宰相・安倍晋三君は、兄貴分の小泉純一郎君に激怒すべきです。憲法解釈で集団的自衛権の行使を可能とすべく、「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」なる御用委員会を首相就任後に設置した自分が“お馬鹿ちゃん”に見えちゃう超法規的措置を、稀代の香具師・純ちゃんはテロ特措法で実施済みだったのですから。
 件の法律には、公海及び上空のみならず、外国の領域でも「対応措置」という名の協力支援活動を「適切かつ迅速に実施する」、と明記されています。詰まりは、アフガニスタンの陸上に於いても活動可能なのです。
 が、そのアフガニスタンに於いては8月初旬段階でアメリカ421人、イギリス68人、カナダ66人と派遣治安部隊の犠牲者が増加しています。南部カンダハルに展開するカナダ軍は総勢2300人。犠牲となる確率は、看過し得ぬ割合です。
 仮にテロ特措法を延長する場合、斯くなる犠牲が自衛隊に生じた場合でも撤退しない、との国民的合意が不可欠です。
「(テロ特措法延長が実現しないと)後ろ向きなメッセージを日本は国際社会に送る事になる」と抗弁するトーマス・シーファー大使の言を借りれば、「(犠牲者の続出を理由に撤退したなら)赤っ恥なメッセージを日本は国際社会に送る事になる」のですから。
「75カ国も参加しているのだから日本も」との“バスに乗り遅れるな”論も、埋没する日本外交そのものです。他国と同じ「貢献」をした所で、日本のプレゼンスは上がりません。寧ろ、兵站ならぬ“民站”の発想で、医療支援を始めとする富国強兵とは対極の「国際救援隊」の創設を第三項に謳ってこそ、憲法九条を有する日本は“世界の赤十字”として面目躍如です。
 45分間に亘る駐日大使との「公開」対談を終えた直後の小沢一郎・民主党代表と面談しながら僕は改めて、今後も日米関係が重要であればこそ、新党日本が「新しい日本宣言。」で記した「経世済民の気概を抱いた新しいリーダーシップが、今こそ求められている」のだと実感しました。


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★62年の歳月を、一人ひとりが心に刻む★ 終戦記念日コメント

 「過去から眼を背ける者は、未来にも眼を閉じる者である」とリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー大統領がドイツ連邦議会で演説したのは、25年、50年といった一般的に節目と思われている年数とは少なからず異なる、戦後40年目に当たる1985年でした。
 その理由を問われて彼は、以下の如く答えています。1世代10年として4世代40年が経過すると、過去の体験を直接語り継げる者が少なくなり、新しい世代は歴史を正しく受け止めるのが困難となる。であればこそ、この年に敢えて、目を見開き続ける大切さを語るべきと考えたのだ、と。
 新党日本は、それから更に22年もの星霜を経た今、改めて私たちは、彼の気概を共有し合うべきではなかろうか、と痛感します。
 「憲法第九条の第一項、第二項を堅持した上で、地震・津波等の天変地異、内戦や飢餓等に直面する地域での救助活動や医療支援、住宅再建へ駆け付ける、富国強兵とは対極の『国際救助隊』を創設し、第三項に明記す」る事で、「アメリカとアジアの間に位置する太平洋の島国・日本は、こうしたソフトパワーの貢献で世界から信頼を得る国家を目指すべき」、と参議院選挙時に「新しい日本宣言。」で掲げたのも、こうした認識からです。
 一兵卒として24歳の短き生涯を南方のルソン島で終えた竹内浩三氏が出征直前に遺した、「この空気 この音 オレは日本に帰ってきた」で始まる一文は、「日本よ オレの日本よ オレにはお前が見えない 一体オレは本当に日本に帰ってきているのか なんにもみえない オレの日本はなくなった オレの日本がみえない」、と鋭くも慨嘆しています。(『日本が見えない』藤原書店刊)
 「戦死やあわれ 兵士の死ぬるや あわれ」と謳う代表作「骨のうたう」でも、「白い箱にて 故国をながめる 音もなく なんにもなく・・・がらがらどんどんと事務と常識が流れ 故国は発展にいそがしかった 女は化粧にいそがしかった」と看破しているのです。
 1人の多感な青年が遺したそれらの詩歌は、物質的繁栄は遂げたれども、恒久平和への道程は遙か遠く、未だ覇権主義的な争いが絶えぬ21世紀に生きる私たちが、心に刻み続けるべき警句なのです。
 戦争の世紀と呼ばれた20世紀の歴史を踏まえて、有りの儘に現実を見詰め、人として尽くし、人として遇される地球社会の実現へと向けて、全力を尽くす。儀礼的な不戦の誓いを超えた決意を、一人ひとりが確認し合う8月15日である事を、新党日本は願ってやみません。


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「ヤッシー」ゲリラ活動開始 【週刊会員情報誌「Kyodo Weekly」8月13日号】

 先の参院選で、組織も資金もないわれわれに177万人もの方々が投票して下さいました。従来の永田町の論理では、想像できない、解説できない話かと思います。が、今回の選挙では取り分け、新橋や有楽町を行き交うサラリーマンの方々が、昼休みや退社時に15分もの間、立ち止まって話を聞いて下さり、握手を求めながら「新しい日本宣言。」のマニフェストを持ち帰って下さるのが印象的でした。
 小泉純一郎前首相は自民党をぶっ壊すと息巻いたが、相変わらず古い体質のままじゃないか、民主党をはじめとする野党も、背後に控える大きな組織の代弁者じゃないかと感じている方々が、政党の中で唯一、あらゆる既得権益とは無縁の新党日本に期待して下さっているのだ、と痛感した選挙戦でした。
“国会の内視鏡”になる、と繰り返し申し上げてきました。「鈍感力」だけは長けているのか、混迷する社会に対する感知能力が欠落した政治家が目立ちます。あるいは逆に、内視鏡のレンズに腫瘍が映り込んでいるにもかかわらず、適切な手術を迅速に行わないどころか、その事実すら明かさない問題先送りの事なかれ主義も永田町では横行しています。
「国民対策」ならぬ「国会対策」という言葉の下で、水面下で手を握り合っていた旧態依然たる参院の実態を、そのまま映し出していきます。もともと私自体メディアム(medium)=媒体として発信し続けてきた存在です。「自ら主張し、行動し、変えていく」スタイル。永田町のしがらみ・なれ合いになじんできた方々からすると、価値紊乱なアンファン・テリブル=恐ろしい子供かもしれませんね。東京の世田谷区と同じ80万人ずつ毎年人口が減少していく、超少子高齢社会の日本は、量の拡大から質の充実へと、あらゆる分野で発想を変え、選択を変え、仕組みを変えていかねば、未来はないのです。
「常識をひっくり返すことにこそ、夢がある」。これは新党日本の結党宣言の一節です。参院定数242議席の中の1議席だから何もできない、ではなく、既得権益とは無縁の1議席だからこそ“勘性”が持ち味な田中康夫の発信力を駆使します。質問主意書や、早くも無駄遣いの伏魔殿と化しつつある独立行政法人の視察をはじめ、行動力と調査力に基づき、“参院ゲリラ”の活動を開始します。
 が、それにしても「人心一新」と言いながら、自分だけ居座って、茶坊主な部下を全員替える、いわば末期症状の3代目ワンマン経営者に引導を渡す政治家がひとりとして現れないとは驚き。「首相降ろし」に、今回は全員が“見送りバント”。参院の与野党逆転は逆立ちしたって3年間は変わらないし、総選挙に打って出ても、小泉バブルの数を衆院で維持できる訳もないから、誰も火中のクリを拾わない。
 いざ、こういう時だからこそ、オレが代わってやってやると言う人が出てこないのは実にふがいない。派閥機能が崩壊したからって理由も、単なる言い訳。みんな保身に走ってるんだ。それだったら政治家やるなよって言いたいね(苦笑)。とまれ、自分が一番かわいい安倍首相と同じ、自己中心的「ミーイズム」がまん延する奇っ怪永田町の“内視鏡”として、情報公開、説明責任を果たしていきます。

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おかしなおかしな参議院のこの光景

 参議院議長を選出する記名投票用紙には、民主党の江田五月氏の名前を記しました。個人的にも彼が相応しい、と考えていたからです。他の野党も彼の名前を記す、と伝えられていました。
 が、定数242、出席者240、投票総数240、江田五月君240票と読み上げられた瞬間、妙な違和感が訪れました。即ち、自由民主党を含む与党の議員も全員、江田氏に投票したのです。
 副議長に関しては、白紙状態で臨んでいました。が、考え倦ねている間に、隣席の糸数慶子女史も、前席の川田龍平氏も、にゃんと、山東昭子女史の名前を記し終えているではありませんか。
 ねえねえ、抵抗感を抱かないの、川田君に尋ねると、そう言われてますから、と事も無げに答えます。1票だけ白票だと、“造反者”探しが始まりますよ、と周囲の議員に“説得”された僕は、未だ忸怩たる思いです。
 山東女史は、知らない仲ではありません。評価すべき点もあります。が、与野党が攻防を繰り広げる場なのに、大政翼賛の如き投票行為に誰も疑問を抱かぬとは。
 首班指名とは異なるのだ、と言われれば、それまでかも知れません。が、「『脱ダム』宣言」の僕に不信任を突き付けた山国の翼賛県議会とて、議長選挙では毎回、複数の候補者が立候補表明演説を行った上で投票が実施されたものです。
 驚いたのは、常日頃から「育児と国政活動の両立」を声高に語る民主党の女性議員が、議員食堂の喫煙室で談笑している光景でした。議事堂内は写真撮影が禁止されているから、って油断していると、「週刊新潮」や「週刊文春」のグラビアを飾っちゃいますよ(爆)。
 更には川田君が議場で後ろを振り向いて、ゴルフを教えて下さい、と横峯パパに弟子入りを申し出たのにもビックリしました。プチブル政治家に堕落したか、と「週刊金曜日」の佐高信チェンチェイに批判されちゃうよ、と茶々を入れると彼は真顔で、政治の深い話はゴルフ場で行われるんですよ、と僕を諭してくれて、いやはや、仰け反りそうになりました。
 とまれ、なれ合いの府を良識の府へと戻すべく、田中康夫が引っかき回すべき事柄はワンサカ有りそうですなぁ。


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参院に潜むコインの表裏

 第21回参議院通常選挙の比例代表区で新党日本は、177万0707票を獲得しました。政党名での得票数は114万1207票、代表を務める田中康夫の個人名での得票が45万8211票、副代表の有田芳生が15万9814票、総務局長の平山誠が1万1475票でした。
 無論、後20万票ほど多ければ、獲得議席は2議席となり、有田芳生と共に国会の場で活躍出来たのに。彼よりも少ない得票数の当選者が12名も誕生している事を知ると、複雑な思いです。
 が、組織も資金も無い新党日本の得票率が全国で3.01%に達し、(因みに得票率2%以上が政党要件を満たす為の条件)取り分け東京都では社会民主党、国民新党を上回る得票数で、比例代表の個人別得票数でも3位だった点も冷静に見据えれば、自公過半数割れの参議院で発言と行動を行う資格を与えて下さった有権者に静かに感謝すべきでありましょう。
 開票速報時にテレビやラジオで繰り返し申し上げたのは、参議院に於ける与党と野党の見識は、既得権益というコインの裏表でしかない、との寒々しい現実です。
 既得権益の象徴とも呼ぶべき自由民主党の青木幹夫・参議院議員会長がコインの表側だとすれば、その裏側は、民主党の輿石東・参議院議員会長です。言わずと知れた日本教職員組合(日教組)を支持組織に抱える御仁。教育基本法の改正に於いても最終段階で、容認という名の賛成へと済し崩し的に動いたのは、コインの表裏たればこそ、と言われています。
 今回の選挙では、業務車を運転する方から信号待ちの交差点で声援を受けただけでなく、新橋や有楽町の駅頭を始めとして、背広姿のサラリーマンの方々が足を止め、今回は自民党じゃないよな、でも、民主党の比例名簿って労働貴族のオンパレードで社民党や共産党と変わらないじゃない、と言いながらマニフェスト「新しい日本宣言。」を受け取って行かれる頻度が際だっていました。
 2年前、小泉純一郎なる三百代言な香具師(やし)に翻弄された有権者の多くは今回、「古い自民党」を見切って民主党へと投票しました。が、その寄り合い所帯も「古い民主党」だと早晩、実感した時に生起するであろう政治不信を、畏兄・小沢一郎氏が如何に“活用”して政界大再編を敢行するか。
 背後に控える大きな組織の都合ではなく、真っ当に生きる人間の希望に根ざした新しい政治を創り出さねば、日本の未来は訪れません。


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「公示日を迎えて」代表コメント

新党日本は、「脱しがらみ」「脱なれ合い」を掲げ、年金問題、教育問題、財政赤字、ハコモノ行政・・・国民不在で永田町と霞が関が作り上げた既得権益だらけの談合社会ニッポンを変える政党です。


日本の政党として最初に提案した「年金通帳」の導入と、財政改革と入札改革を徹底する中で福祉・教育・医療を充実させた「長野革命」の成果を踏まえ、増税なき財政再建を実現します。

人々の希望に根ざした「信じられる日本へ」の道を、「おかしいことは、一緒に変えていこう」の精神で、新党日本が切り開きます。

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安倍改憲論に対抗する 【週刊会員情報誌「Kyodo Weekly」7月9日号】


 参議院選挙に向けて各政党とも年金通帳の導入を主張し始めましたが、2年前、毎月の積み立て実績と、将来の支給金額を明確に印字し、国民と国家が信頼の契約を結ぶ年金通帳を最初に提案したのが新党日本です。
 新党日本の年金通帳が他党よりも圧倒的に優れている点は、預けた金額を1カ月単位で印字するのに加えて、毎年度末には現在の給付率1・7倍で計算した国費支給分をプラスして、給付開始後に毎月確実にもらえる金額を印字する点です。
 わずか7年前に100年安心と称して現役世代の6割給付を約束したのに早くも5割です。他党の年金通帳や年金カードは年金見込み額なる言葉でお茶を濁しています。これでは、国中にまん延する疑心暗鬼な不安・不信は解消されません。
 年金通帳の導入を真っ先に提案したのは、伏魔殿と化している年金の資金運用の闇を白日の下にさらす触媒となるからです。政府は、150兆円存在するといわれる年金積立金が果たしていくら残っているか、明かしていません。人口が増加し続けるというねずみ講的前提で、メ財投ヤにまで「資金運用」してきた含み損が一体、どうなっているのか、その点をも明らかにしてこそ、真の年金制度改革へと踏み出せるのです。
 参院選公約の記者会見でも言及しましたが、憲法については、9条の1項と2項は堅持した上で、以下の3項を追加します。地震・津波などの天変地異、内戦や飢餓などに直面する地域での救助活動や医療支援、住宅再建へと駆け付ける、富国強兵とは対極の「国際救援隊」の創設です。
 訓練を受けた上で、普段は超高齢社会の国内で消防や救急の業務に従事して、海外でいったん緩急が生じたなら、真っ先に飛んでいく。兵たんの国際協力ではなく、民生的な「民站」を他国、他地域の人々のために行うのです。
 国家公務員法の改正も、天下りの“ざる”状態をさらに悪化させる改悪以外の何ものでもありません。誰もが指摘するように、各省庁単位であっせんしていた第2の人生を、政府がセンターを新設し、一元化して天下りを合法化するのですから。のみならず、独立